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TOP > モーターコラム一路一会 一覧 > 無限成長美術館

モーターコラム一路一会

無限成長美術館

 気分が欝々として,何ともやりきれないようなときには,東京・上野公園の国立西洋美術館に足を運ぶ。
 明るく開放的な広い前庭に,ロダンやブールデルの傑作彫刻が置かれており,これらを見ると,抱えていた悩みごとのすべてがアホらしく思えて大空に吹き飛び,精神のリセットが出来るのである。
 国立西洋美術館は,ヨーロッパで数多くの美術品を収集した実業家の松方幸次郎(1866〜1950年)所蔵による「松方コレクション」を保存・公開するために設立されたものである。その後,寄贈や作品購入などによりコレクションも厚みを増し,今日に至っている。
 近代建築の巨匠ル・コルビュジエ(1887〜1965年)は,フランスで活躍したスイス出身の20世紀を代表する建築家である。日本政府の招きで来日したコルビュジエは上野公園を視察し,やがてパリから国立西洋美術館の設計図を送って来た。だが,それには寸法が記載されておらず,かつて彼のもとで学んだ坂倉準三,前川國男,吉阪隆正が,コルビュジエの提唱した黄金比と身体を基準にして作られた尺度「モデュロール」を参考に,設計図を作り上げる。1959年に国立西洋美術館本館が竣工し,西洋美術の殿堂として開館。2007年には国の重要文化財に指定されている。
 建物を上から見ると,四角い箱のような形をしており,円柱のピロティで支持されているが,この円柱は姫子松の型枠で製作されたため,木目が自然の造形美を見せている。また,外壁は角丸の小石をあしらったコンクリートパネルが使用されているのも面白い。
 コルビュジエは,コレクションが増加していくことを見込んで,巻貝の如く渦巻き状に拡張出来るような四角い螺旋形を念頭にした『無限成長美術館』を目指した。だが,現実は構想通りとはいかず,その後,新館と企画展示館が増築されている。
 幸いなことに,このところは欝々とした気分とは遠ざかっているが,今年7月に,世界文化遺産としてコルビュジエの設計による世界7ヵ国17作品の内のひとつに本館が登録されたと聞いて,イソイソと訪れた。受付で関連するパンフを沢山もらって「カフェすいれん」で改めて目を通したが,美しい中庭を眺めながら味わうコーヒーは舌に心地よい。
 ひと通り見学した後,大好きな前庭に出ると,西門の入り口に「自動車 自転車等進入禁止」と標示された看板が置かれていた。
 傑作彫刻や名建築のあるところにむやみに進入されては困るのは当然のこと。世の中,この当たり前のことを守れぬ心ない人たちがいるのは残念である。これは「この程度ならいいだろう」といった人間の深層心理の暗い隙間に由来するものなのだろう。
   (モーターコラムニスト 牧 博明)

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